タマシイ入りました(^-^)v

「バッカでぇ〜、こんなの買っちゃって。店員さんも『止めといた方が良いですよ』って
言ってたじゃん」　帰りの車中、自分自身に毒ついた。
でも、やっぱり欲しかったんです。毒つく顔は、なぜかニヤつく。
「何を」って？　知りたい？　ベ・イ・トです♪　ソルトウォーター用のベイトロッド
です（*^-^*）
私がアオリイカ釣りを始めたのは、今のように専用タックルもなく、エギもヤマシタの
『Hタイプ』『Fタイプ』くらいしか（店頭に）なかった時代。その頃はバスタックルの
6.6ftロッドにベイトのリールでイカを釣っていました。堤防でシャクっていても、
「何をしているんですか？」と聞かれ、説明しても「こんな所でイカなんか釣れるん
ですか？」と訝しげに思われた時代です。
それが今や、ブームに火が付き、ソルトウォーターを席巻。どこに行っても、エギ・エギ・
エギです。かく言う私も、タックルはバスタックルから変わり、業界の常識、PEラインに
専用ロッド、いろいろなシャクリ方やエギでイカを釣っています。
そんな中、今まで沈んでいた「やっぱりベイトでも釣りたい」と言う気持ちが最近
ムクムクと育ち始め、ここのところ、良いロッド（7ftは超えるが張りは柔らかめ。専用
タックル値段が高いので、バス用で値段も手頃なヤツ）はないか、各メーカーのサイトを
覗いたり、釣具屋でもずっ〜と探しておりました。
そもそもベイトロッドが海であまり使われないのは、スピニングと比べ、飛距離が
出ない事と、向かい風の中などバックラッシュの問題がいつも付きまとう事。この2つが
大きなデメリットとしてあり、それに対し一般的なメリットとしては手返しの早さくらい。
個人的なメリットとしては、あのキャストした時に「ウィ〜ン」とスプールが唸る、
メカっぽいキャスト感と操作のしやすさ。それと、他の人から「ベイトなんかで釣って
いるんですか」と言われる、ちょっと歪んだ優越感（もちろん、ベイトでもイカをバンバン
釣っての話）。
イカを釣ることだけを考えたら、ベイトは不合理なんですが、個人的メリットを捨てきる
事ができず、ついに買っちゃいました（*^-^*）
選んだのはMAJOR CRAFTの『CORKISH CKC-762ML』店員さんからも飛距離の件を
言われ、ひるみつつも「（店員の）お兄ちゃん、無理は百も承知だ。でも男には
やらなきゃいけない時があるんだ! 黙ってこれを売ってくれ（;￣□￣）!!」と反対を押し
切っての購入です。で、その帰りの車中、冒頭の毒付きとなった訳です。
…つくづくバカでしょ(-д-;)
そしてこの週末。少しでも早くデビューさせたくて、金曜の夜、敦賀へGO!!
現地に到着し、緊張の1投目。バックラッシュしないよう、まずは軽めのキャスト。
「ウィ〜ン」とリールの唸る音が響き、思わずニヤリ(^~^)
飛距離を出すために、垂らしは60㎝位と長め。遠心力ブレーキのブロックは2個。
徐々にキャストに力を込めて行くと、「なんだ、そこそこ飛ぶじゃん」
スピニングのフル遠投にはかないませんが、思っていたより飛距離は出ました。
さて肝心の釣り。いろいろな方向に投げ、シャクリも変えてみましたが、反応なし(^_^;)

「やっぱりスレちゃってるん
だよね〜」と今度は曵きにチェンジ。
潮目を狙ってエギを通してやると…
「グッ…、グッ…、グッ…」
一瞬根掛かりと思うような重量感が
伝わり、続いて独特の引き込みが
伝わります♪
「いよっしゃぁ〜!!　
おニューのロッドにタマシイ
入ったど〜o(≧▽≦o) (o≧▽≦)o」
水面に浮いてからも、「ブシュ〜、
ブシュー」と墨を吐き、楽しませて
くれます。
ジェット噴射を堪能しつつ釣り上げた
のは、胴長18㎝の良型♪
「やっぱり曵きだねぇ(^-^)v」

掛けた場所が割合手前だったため、以降ベイトのメリットを生かし、近距離を重点的に
マシンガンキャスト。足下のテトラギリギリを、舐めるようなイメージでエギを曵いて

行きます。
すると、ピックアップ寸前、
エギの頭がスッと上を向いた
瞬間、「グニュ〜」と重量感が
伝わり、1匹目よりひとまわり
小さいですが、2匹目ゲット。
「ほらほらほらっ♪　ベイト
でも釣れるでしょ(o^-^)b」

曵き釣りに変えて、すぐに答えが出たんで、これで爆釣かぁと思ったのも束の間。
アタリはプッツリ途絶え、回遊してくるイカを待っていましたが寄ってくる事はなく、
夜23時、「もうイイや」と終了しました。
ずっ〜とやりたかったベイトロッドでのエギング。今日はやっと本懐を遂げることが
できました。なんだか釣った時の喜び2倍って感じです。
ベイトロッドでのエギング。(ヘンクツな人には）なかなか面白いですよ(^-^)v