シャクった瞬間に「ズシンッ」と伝わる重量感。
その直後「グッ…、グッ…、グッ…」と伝わる独特の引き。
そんな釣趣に魅せられ、秋になると足繁く通います(*≧艸≦)

どうやって釣るの?!

アオリイカの基本的な釣り方は、
①エギをキャスト。
②エギを底まで沈める。
③2〜3回シャくる。
④エギが底に着くまで待つ。(5〜7秒)
 ※底に着いてからも少し待つ。
⑤③〜④を繰り返す。 といったところですが、以前アオリイカ釣りを始めた
けど釣ったことがないという方と一緒に釣行して、気付いたことを2つ。

フォール時間が短い。

ビュンビュンとシャクるのは良いんですが、その後のフォール時間が極端に短い
人をたまに見かけます。
頑張ってシャクるのは良いんですが、アオリイカはシャクリで跳ね上がったエギを
見つけて寄って来て、その後のフォールでガシッと抱くんです。
なのでこのフォールの時間が短いと、イカが抱くことができず、いつまでたっても
釣れません。
私の場合は5〜7秒のフォール時間で、ラインを張らずに落とすフリーフォールと、
ラインを張りながら落とすカーブフォールと両方試し、その日の反応があった方を
多用します。

意外に足元にいるよ。

海に着いたら、とにかくエギをフルキャスト。
飛ばせば飛ばすほど釣れる。
そんなお気持ちも分かりますが、アオリイカは意外に足元にもいます。
だだっ広い海の中、ガンガンキャストして根や海藻などアオリイカがいそうな場所を
探すのも良いんですが、足元の堤防やテトラも立派な着場所。
まずはチョイ投げで足元を探ってからフルキャストしても遅くはありません。
みんながフルキャストで遠くの竿抜けポイントを攻める。
しかも、足元まできっちり攻める人って意外と少ない。
ということは、足元が一級の竿抜けポイントなんですd(^_^o)

以前、河口の釣り場に到着したら、すでに4〜5人の方が釣ってみえ、一様に「渋い」
とのこと。
釣り座には入れたものの、投げるスペースがなかったこともあり、私の狙いは足元。
みなさんが遠くに投げている間に、私は流れを利用してテトラ際を攻めて3連発した
経験があります。
また、エギが手前まで来て回収する時も気を付けて。
海底からエギが上昇し始めた瞬間に「グーン」と乗ったり、ピックアップ前、エギを
水面で1秒止めた瞬間に「ブシュー」と抱きに来たことも何度かあります。

もっとアオリイカと出会うために。

私も釣りをしていて、先入観に捕われてるなぁと思う時があります。
河口や雨で川が増水すると、イカは真水を嫌って釣れない?!
→雨降りで川が笹濁りの状態でも、テトラ際や防波堤の潮目で、虎視眈々と獲物を
 待っているアオリイカもいます。

 こんなテンションの高いイカが、エギを見つけた瞬間、ガッと襲いかかって
 来ますよd(^_^o)
 もちろん、草木やゴミがやたら流れてくるような状況ではダメですけどね。

シャクらないと釣れない?!
→シャクらなくても釣れる時があります。
 もともと「餌木」は漁具です。手バネ竿にビシマ糸、これに餌木を付け、船で
 漕ぎながら釣っていたのが原型です。
 誰も彼もがエギをシャクリ、スレてしまった場所では、一定の層をスーっと引く
 曵き釣りの方が有効な場合がありますd(^_^o)
 アタリはビニール袋が引っ掛かったように「グニュー」と重くなるので、
 グリップをしっかり握ってリールを巻いてやればOK d(^_^o)
みなさんも、先入観を捨てて、いろいろ試してみて下さい。